ベトナム旅行中に訪れた謎のテーマパークスイティエン公園(Suoi Tien Theme Park)。
wikiペディアによると、世界の有名遊園地12選のうちの1つに入っているらしい。
わたしは、滞在2日目にして暴走バイクであふれかえるベトナムの大都市ホーチミン滞在に限界を感じていた。
きっと今日行かなければもう二度とホーチミンに来ることはない。
これが最初で最後のチャンスだと自らを奮い立たせ、ホステルで知り合ったAさんと3人で行ってみることにした。
今回のスイティエン公園行きは旅の相棒であるBくんの提案によるもので、
前情報は狂った遊園地というキーワードのみ。
この狂ったホーチミンの疲れを吹き飛ばす力がこのテーマパークにあると信じて一同は目的地へと向ったのです。
目次
ホーチミンからスイティエン公園へのアクセス
【住所】120 Xa lộ Hà Nội, P.Tân Phú, Q.9, HCM
スイティエン公園は、ベトナムの大都市ホーチミン9区と呼ばれる場所にある。
行きの移動は冒険気分でローカルバスを使ってみることにした。
ホーチミンの中でもバックパッカーの聖地としても知られているブイビエン通りから歩いて10分位のところにあるバス停から19番バスに乗車。
車やバスで1時間程度で到着する距離です。
チケットの買い方
運賃は5,000VND(ベトナムドン)日本円にすると¥25円くらい。
バスに乗っていると、係員のおじさんが運賃を回収しにきます。スイカなどはありません。
大きい額だと受け取ってくれないか、おつりをちょろまかされるのでできるだけ細かいお金を用意しておきましょう。
バスは全体的にボロくて古いです。
このローカル感たまらないと興奮するどころか荒々しい運転に車酔い。
一番後ろの席はガタガタ揺れるのでおすすめしません。
クーラーもガンガンにかかっていて車内はかなり冷えるので、
屋外は汗が吹き出すほど蒸し暑くても羽織りは必須です。
バスの降り方
バスを降りる時はチケット係のおじさんに声をかけましょう。声をかけるタイミングは余裕を持ったほうがいいです。
バスが街中を抜けて高速道路らしき場所に出てしばらくすると、右側に緑色の大きい建物が見えてきます。
わたしたちは後ろの席に座っていたので、このタイミングでおじさんが座っている乗車口の近くへ移動。スイティエン!スイティエン!と言ったら伝わりました。
スイティエン公園に到着!
おおおおお!このハリボテ感!ニセモノ臭がぷんぷんしてきました。
テーマパークのカラーは緑で統一されているようです。
スイティエン公園の入場料(2016年10月現在)
大人 90,000VND (日本円約¥450円)
子供 45,000VND (日本円約¥225円)
チケット売り場で渡されるのは紙切れ1枚。館内マップという気の利いたものは存在しないようです。
ベトナムドンを簡単に日本円に換算する方法
90,000 900÷2 450!
元の数字から0を2つ取り、残りの数を2で割ると日本円に近い数字となります。
無事にチケットを入手しました。
あれ…?なんだか使いまわしたように紙がくたくたになっているような?
どーどん、こちら入場門です。とにかく巨大。必要以上に大きい。
入場ゲートには機械が置かれていて、入場券は吸い込まれていきました。
あれ?テーマパークの思い出として入場券ってけっこう保管しておきたい重要品なのに…
戻ってこないだと?ベトナム一体なんなの?
いざ潜入!アトラクションや謎のオブジェなど紹介します。
入るやいなや目についた人形。
え???????なにこれ????????
学校帰りに見つけた草を抜いて棒代わりにしてわーって牛追いかけてる光景かな。
ベトナムで有名な童話なのかしら。
Aさん「このテーマパークの全容がわからない」
わたし 「もはや全くもって趣旨がわからない」
とりあえず、謎の小僧と牛の置物と記念撮影を済ませトボトボと歩いているとBくんがぽつりと呟く。
Bくん 「入場してすでに満足なんやけど」
Bくん、実はわたし入場して10分も経ってないけどそのセリフ待ってた!!!!!!!!!
作戦会議の結果、サッと見て帰ろうという意見がまとまる。
この日は平日だったためかかなり閑散としていました。
どのアトラクションも待ち時間0分で入れそうです。
気を取り直して、角質を食べてくれるというドクターフィッシュが泳いでいるプールに入りました。
チケット1回分 15,000VND (日本円約¥75円)
最初にチケットが機械に飲み込まれて覚悟はしていました。
このテーマパークはアトラクションに乗りたければ、チケットを買わなければいけません。
まあ安いから許す。
肝心のドクターフィッシュの写真なんですが、お食事中の人がいるかもしれないので載せられません。震
ドクターフィッシュが足の裏や、足の甲の角質を食べてお掃除してくれました。
感触は犬の鼻でツンツンされてるような感じでこそばゆかったです。
恒例のトイレチェック
この水桶がベトナムのトイレには必ずといっていいほど置いてある。
ベトナム滞在中一度として使ったことはなかったけど、トイレットペーパーよりも大事なものであることには間違いない。
スイティエン公園の目玉『おっさんの巨大な石像』
見えますか??丸くくり抜かれた門から覗いているおじさんの顔。
穏やかに微笑む巨大なおじさんの目下にはプールが広がっていました。
絶賛改装工事中なのね(^^)v
まさかのメインアトラクションが工事中。残念ながらもう彼に再会するチャンスは訪れないだろうな…。
忍者漫画ナルトに出てきそうな大きい亀。絶好の撮影スポットでした。
総敷地面積105ヘクタールという広大なスイティエン公園ですが、アトラクションに乗らず2時間散策しただけでもけっこうお腹いっぱいになります。
広さだけで言えばディズニーランドの2倍以上とのこと。
ベトナム版えびす様。ピカピカしていてお金持ち臭がスゴイ。
ひんやりする氷の舘的なアトラクションでしょうか?
ツッコミ入れる気力ももはやなくなってきた。
外観はとっても地味な建物があったので、入り口で靴を脱ぎ入場。
内装金ピカ&カラフル。
天井にびっしりと描かれたイラストはすごく見応えがありました。
お客さんを待ち構えている巨大なシーサー?
写真は離れてから撮影しないとシーサーが見切れます。
15時頃に帰ろうと思っていたら、突然のスコール。
土砂降りの雨に打たれ寒すぎて震えながら、場内を走る機関車の乗り物に乗り込み出入り口まで戻りました。
これもチケット制だったけど値段は失念!
雨季はレインコート必須
ベトナムは5月~10月が雨季になります。バケツを引っくり返したような雨なので、現地の人たちは傘ではなくレインコートを利用していました。
さいごに言いたい、いや言わせておくれ
スイティエン公園の魅力を余すことなく伝えたかったのにとことん空回りしてる。
ネタとして遊びに来るには100点満点なテーマパークであることは間違いないです。なんて言ったって超へんてこりんですからね☆
写真も撮りごたえあるので、珍スポットが好きな人は1日中楽しめるでしょう。
1番記憶に残っているのは、物静かなAさんの口から全容がわからないというセリフが5回くらい出たことくらいです。
それではgood luck:)
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